2008年12月21日日曜日

NHKBS「影武者」

NHKで「影武者」をやっていた。もちろん見ました。なんで黒澤がこんなにエライのか、考えてみた。
NHK 番組表: "没後10年 黒澤明特集「影武者」 <レターボックスサイズ>【監督】黒澤明 【出演】仲代達矢 山崎努 萩原健一 根津甚八 大滝秀治 ほか ~1980年 黒澤プロ/東宝制作~        "


それは黒澤の「普遍性」にあると思う。彼の映画は世界中の誰が観ても感動できるのだ。これは時代を超えてもいる。現代人も感動できる。

さるニッポンの有名アニメ監督は「僕のアニメはニッポン人がわかってくれればそれでいい、十分なマーケットがあるから」と言い放った。ニッポン人の感性に訴えるのだとかいう最近の小説家もそう。マンガは言うに及ばず。所詮ローカル。

「影武者」で「形と本質」の関係を改めて考えさせられた。キチガイの振りをすれば即ちキチガイ、善人の振りをすれば即ちいい人なのである。どっちが先かは関係ないのだ。少なくともおいらはそう解釈した。

それにしてもあの断末魔の馬は、どうやって撮影したんだろうね。気になる。



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