2008年12月19日金曜日

日経:団塊の世代の半数が国内移住を考えている……性懲りのないアホだ > 団塊の世代

このニュースに驚倒:
NIKKEI NET(日経ネット):: "移住希望、沖縄がトップ 団塊世代の中高年 日経調査
 日本経済新聞社が「団塊の世代」を中心とした中高年の男女約3000人を対象に、将来の移住先として関心を寄せている地域を尋ねたところ、沖縄県がほかの都道府県を大きく引き離してトップだった。年間を通じて温暖な気候や物価の安さを理由に挙げる声が多く、男女ともに人気を集めた。
 移住に関心がある、または検討していると答えた人は全体の半数近い1532人(既に移住した人を含む)。そのうち沖縄への移住を検討、または関心を持っている人は18.2%で、2位の北海道(5.9%)、3位の長野(4.7%)を大きく上回った。東京も関東を中心に移住希望者が多く、4位(4.5%)に入った。 (18:42)"
定年退職してから住む場所を替えるなんて自殺行為。「団塊の世代」はいつまで経っても大甘だ。

たぶん日本政府と地方自治体が大手広告代理店を使用してマスコミを動員してやっている「団塊の世代をスローライフの農村に呼び寄せよう」運動にコロッと洗脳された結果だろうが、自分の身の破滅になることがまるでわかっていない。地方自治体は都会の団塊の世代をイナカに呼び寄せることで一人あたり一億円の現金収入を見込んでいる(各県の目論見書を見ればわかる)が、いったいどれだけの団塊世代が一人あたり一億円の現金を持っているのか。お金をばらまかない移住者は期待はずれだとして周りからいじめられる。団塊の世代の運命的な末路だが、とても可哀想。

イナカの方が物価が安いというのも幻想。地産地消で輸入品は売ってないから食い物がめちゃ高い。イナカ住民は既得権側に属しているからお上から収入が保障される上に基本的に食い物は(親戚などから貰えるので)自給自足だから多少食料品物価が高くでも平気だが、イナカに既得権益を持っていない都会からの流れ者は現金で買わねばならず悲惨。

くわえて交通費がめちゃ高い。いくら団塊でもそれほど無謀ではないから都会の住居は維持するつもりだろうが、JRにしろ道路公団にしろフラグキャリアにしろ、採算の合わない新路線を建設してはその費用を既存路線の通行料金で回収することを繰り返しているから、日本の国内の移動には天文学的なお金がかかる。なんやかやで、イナカに移住すれば最低年数十万円の経費が余分に出て行く。今の金利でこれをカバーするために更に預金を1億円は余分に持たねばならない。イナカへの移住だけでほとんどの資産を食いつぶしてしまう平均的団塊の世代はとてもそれだけ持っていないはず。

それにもかかわらず団塊の世代の中高年の半数はイナカへの移住に憧れる。そのアホさとナイーブさ加減が団塊の世代たる所以か。どうしようもなく懲りない世代だ。

2 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

沖縄はいいところですが、台風が来ますね。気候が良いとは言えない。慣れた地元で過ごすのが1番ですが、いつまでも年がいもなく、どこかに青い鳥が居ると思うことで、だまされる。振り込み詐欺も、金の自己管理もできない年寄りがお金を持っているからおこる(こうかくと袋だたきに遭いそうですが)。田舎くらしにだまされる退職者も沢山でるでしょうね。

Unknown さんのコメント...

団塊の世代はアホで煽られやすいからどんどん騙されると思う。現にもういっぱいいる。本人が自己責任で自分の決断の結果を受容すればいいのですが、へんに利権集団の手先となってイナカにカネを寄こせと暴れ出すとやっかいです(現に出てきている)。それを期待してあの世代を田舎暮らしに誘導しようという悪だくみ。考えついた連中はホンマに悪じゃ。