山中湖は雨が降って急に寒くなり、長袖長ズボンでも寒い。そろそろ冬の準備にと考えているが、一番頭が痛いことは「雪の急坂」。うちの前の坂はスタッドレスでも滑るのだ。
なにせ半端じゃない急坂。せめて真っ直ぐな坂だとスキーのジャンプ台でも登ってしまうアウディなら問題はないのだが、狭いし、T字の角が連続しているし、おいらのカブリオレは軟弱なFF駆動と来ているので、チェーンを付けなければ滑る。チェーンはいちいち付けたり外すのがたいへん(下の道は除雪されるのでチェーンを付けたクルマはみんなの迷惑となるので坂を下りるとその都度外すし、家に帰ってくるとまた付ける)。クアトロに替えたいところだが、クアトロにはカブリオレがない。ソニーの出井会長は夏はTTカブリオレだが、冬は専用のTTクアトロ・クーペを使うとのこと(二台アウディを持ってられる)。おいらはそんなお金持ちではない。
いろいろ地元の人に相談したが、やっぱり冬専用のクルマが必要だとのことだ。しゅ〜ん。山中湖の冬には軽トラ(4WD)かジムニーがいいという。ただ圧雪がされない別荘地は軽トラックでは車高低すぎるのでつかえてしまうことがあるので、やっぱりジムニーかな〜、とのこと。ジムニーで登れない坂はランクルでもサファリでもダメだという。
冬期に灯油を6輪トラック(スタッドレス)で配達に来るガソリンスタンドのおっちゃんにも聞いてみた。ジムニーならこの坂はスタッドレスだけで登るはずが、運転技術次第だと。嫌味なおっちゃんだ。
ということで、河口湖のスズキでジムニーに試乗してみた。きれいなおねえさんが気持ちよく試乗OKを出してくれたのだ。河口湖畔の急坂を試してみたが、もちろんグイグイ登る。でも軽自動車だから山道はともかくアスファルトはチンタラするのだろうと思っていたら、驚き。これもすごいのです。ターボエンジンですごい加速。日本の自動車技術はすごい! ひょっとしたら日本で一番世界に誇れるクルマじゃないかしら。
YouTube で面白い映像を見つけたのでアップ。世界でもジムニーの評価は高いみたい:
散人は貧乏人なので、地元のみんなみたいにクルマにお金を遣うことが出来ない(軽自動車はとても高いのだ)。ジムニーは十年以上は優につかえるとのことで、掘り出し物(中古)を鋭意探求中。
それと、とっておきの情報。ニッポンでは「軽自動車」には税金がほとんどかからないのだ。おいらは毎年自動車税だけで年に一台数万円払っているが「軽」だと数千円で済む。軽自動車はエンジンの回転を上げるから普通自動車以上にガソリンを食う。地球環境には非常に悪いけれど、お上の地方優遇政策(なにせ地方では一家数台の自動車保有が当たり前なので「軽」が多い)のおかげで税金はほとんどタダ。税金は一円でも払うのはいやなので節約できるのはとてもいい。ニッポン・システムの逆手をとって、大いに得しよう。ニッポンではまともに真っ当な生き方をしておれば、損するばかり。
9 件のコメント:
ただ「軽」は高速道路はイマイチ(120キロ以上は出せない)。東京から坂の下まで普通のクルマで来て、坂に下でジムニーに乗り換えるのである。東京に帰るときは再び普通のクルマに乗り換える。これが一番良い。
こんばんは
ジムニーは、世界的に見ても、ほぼ無敵ですよね。
海外の雑誌(ドイツだったか)で、”頼れる一台”は総体的(燃費・信頼性・走破性・居住性)にトヨタのランクルがトップなのですが、走破力に関しては、ショートホイールベースのジムニーには勝てないですからね。
私が、今まで見てきたクロカンレース場でも、殆どがジムニー一色でした。
それにスズキの四駆はスバルに負けず劣らず、パイク・スピークに常連参戦し優勝を果たしたり、WRCにも参戦し、世界的認知度も高いですからね。
やはりラダーフレームは、頼もしいです。
それと、一応、軽の高速速度制限は100キロですよ(リミッターは140で掛かりますけどね)。
ジムニーは幅が狭いのもいい。本州の林道はとても狭いし、抜け道も狭いのが多い。いくら頑丈なクロカンでも幅が通られなければ役に立たない。ジムニーは富士山探検にはもってこいでしょうね。
ジムニーは車重が軽いのもあって、ランクルなどがチェーンを巻かなきゃ登って行けない山の雪道を、チェーン無しで登って行けたりします。
まぁ、安全のためにはチェーンを装着すべきなんですがね。
後、軽いので砂浜を走ってもスイスイです。
ランクルなどの重たいクルマはよくカメさんになってたりしますけどね。
ジムニーは楽しいクルマですよ。
>山の雪道
とにかくこれが購入目的なので、期待してます。スタッドレスは何にするか検討中ですが、アイスバーンの急坂の登坂力だけを考えればどれが一番いいのでしょうね。やっぱりブリヂストン REVO2 なのでしょうか?
それと、グリップ力を考えれば、標準タイヤ(175)より幅が狭い方が有利なのでしょうか? アスファルトの坂道は雪の度にブルドーザーで除雪・圧雪されるのですが、すぐ凍ってかちかちのツルツルになるのです。
匿名の私への質問であれば、私はあまり雪に縁が無い地方(九州)に住んでおりますので、参考になりそうな答えはありません。すみません。
でも、ノーマルタイヤでゆっくり登って行けば、それなり急斜面の雪道をスイスイ登って行きましたよ。
その時は、その山道の国道は通行止めと(放置車多数)となりまして、林道を登って行きました。その山の山頂まで。
山頂では九州では珍しい大雪で、スキーをやってる人もいました。短いにわかなゲレンデでですね。(笑
ちなみに、興味が湧きましたので雪国の方のジムニーの雪道走行について検索してみました。
散人さんに結構お役に立ちそうです。
ジムニーでの雪道4WD走行。 - 教えて!goo
http://oshiete1.goo.ne.jp/qa3709188.html
匿名さん、どうも。小生が登らねばならない坂(アイスバーン)では、FFスタッドレスでスピードが落ちると前輪両輪が空回りをはじめ、そうなるとESPが作動するためか、推進力が更に落ちてお尻を右に振ってしまうのです(荷重が右にかかっているためか)。そうなると道をふさぐかたちでクルマは立ち往生するのでバックも出来ない。ウィンチで方向を変えるしかない。4WDなら何とかなると思って買ってから気がついたのですがジムニーはデフロックを掛けられないんですね。ちょっと心配になってきたもの。
ジムニーユーザーの中にはデフロックのかわりにLSDというメカニズムを組み込む改造をする人もいるらしい。片輪が宙に浮いても(フリーになって空回りをはじめると)自動的に回転を止めてもう一方の車輪に駆動力を集中させるメカニズム。でもこれって「改造車」にならないのかしら。保険がきかなくなる。
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