2010年7月3日土曜日

asahi.com(朝日新聞社):「財政破綻したとき、誰が困るかご存じですか カルロス・ゴーンさんは日本からいなくなればいい」—菅首相 - 政治

一国の総理大臣の発言:
asahi.com(朝日新聞社):「財政破綻したとき、誰が困るかご存じですか」—菅首相 - 政治: "財政が破綻(はたん)したとき、誰が困るかご存じですか。あの大金持ちのカルロス・ゴーンさん(日産自動車社長)は、(日本から)いなくなりゃいいんですよ、簡単なんですよ。ギリシャの例を見ても、財政破綻したとき、年金をさあもらえると思ったら、「67歳からしか払えませんよ」と言われたら困るでしょう。仕事が続けられると思ったら、「あなたはクビですよ」と言われたら困るでしょう。財政破綻で一番困るのは、そうした年金を受給している人や、比較的所得が少ない人。その方々がダメージが大きいんですから。"

こういう言葉に、「わ〜い、そうだそうだ、その通り」と共感する国民が多すぎるのが問題。

ゴーンさんは「国民的英雄」だと思う。官僚主義で腐りきった日産は彼がいなかったら立ち直らなかった。

「あなた首ですよ」と言われたら誰でも困る。でも「あなた首ですよ」とならない社会は、何をやっても首にはならないと言うことで、もっとおそろしい。

菅総理大臣としては、こういう詭弁で国民に消費税増税を訴えているんだろうけど、こういう言葉を聞く度に、消費税の増税分は既得権益集団のお給料に化けてしまうのではとの懸念がますます強くなるな。

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