東京に帰ってきた。荒木町を歩いていたら、パザパの窓に「貸店舗」と張り紙してあるではないか! ああ、ついにパザパも閉店かと思ってよく見ると、裏で営業しているとのこと。以前はアネックスとして利用していた路地沿いの一階の部分。昼時だったのでここで食べることにした。今年の2月に表通りから移転した由。料理と雰囲気は昔のまま。こういうお店は残って欲しいな。
80年代から東京から日本全国に「プチ・フレンチ」というカテゴリーのレストランが広がったが、そもそもは牛込・四谷が発祥の地なのである。このパザパ(坂町)と納戸町のマンジュ・トゥー、それに市谷台町のムートン・ブランの三軒が先駆けだったように思う(オーナーは同じ人だったか)。ムートン・ブランは開店が早すぎたのかブームが来る前に早々に閉店、マンジュ・トゥーはミシュランに載って以来エラクなりすぎて気軽に行けるお店ではなくなってしまった。パザパ一軒で頑張っていた。バブルの時には女こどものお客で溢れんばかりに繁昌したが、しょせんそういう種類のレストランではない。その反動が来て最近は女コドモの間では評判が落ちていたようだ。
へんに気取ったフレンチはキライ。しっかりした料理をリーゾナブルな値段でちゃんと食べさせてくれれば、おいらは満足なのである。今度のパザパの入り口には雑草が生え繁っていたりして、いい雰囲気。しばらくご無沙汰していたが、閉店にならないよう、せいぜい利用しよう。
1 件のコメント:
こんにちは。
おなかをすかせた若者を連れて遅い夕食に行きました。
もう30年ほども同じ場所で同じような料理を出しているのは大変なことですね。
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