2009年10月18日日曜日

「大河ドラマ」ってのは、どうしてオンナが支配的なのだろう?

さっきやってたNHK「大河ドラマ」。製作担当者のほとんどが女性。オンナを視聴者として獲得できなければドラマは失敗だという。だから大河ドラマばかりではなく大半の番組はオンナ指向で作られる。テレビを見ているのはオンナ。そのオンナが家庭と家族とひいては国民の行動を決定付ける。平和な時代、これが当たり前なのだろう。

それを巨大広告会社のリサーチによりいち早く察知したのが「農協(全農中)」。莫大なお金を費やして日本の巨大広告会社を動かし、テレビ番組を「イナカ的価値観」に誘導し、ニッポンのオンナどもの「イナカ化」洗脳に邁進している。「将を撃たんとすればまず馬を撃て」。日本の男子はオンナに甘いので、全農中の目論見は、いまや大成功をおさめつつある。

イナカ地主の言うままに動いているNHKの「いくらお金を使ってもいいから、環境を守れ」という主張は「いくらお金を使ってもいいから、環境を守っているおいらの生活を守れ」というノーソンの政治的主張に直接的に結びついていく。もうすぐ「都市住民はイナカ住民に温暖化ガス排出量分のお金を払え」と言うことになるのはミエミエ。ノーソン住民が少ないほど環境が守られるわけで、これは科学的に正しくない主張なのだが、いまのニッポンでは「空気」に逆らえないのだ。

沖縄で「軍用地賃貸料」で生活している大金持ちの地主と同じ。あいつらの「政治的主張」とやらも、所詮貰えるお金を如何にすれば極大化出来るかという話にしか過ぎない。しかし戦後一貫してこの種のごね得で成功してきたという成功体験があるから、それが正しいとの(利己的な)信念を持ってそれを主張するし、ナイーブな都会のオバさんにはけっこう説得力があるらしく、都会もんは容易に騙されてしまうのだ。哀れだ。

そういうイナカ地主階級の洗脳にすぐ墜ちてしまうのは、特に損得勘定に鈍感な「インテリ」とかいうナイーブな都市インテリ女だ。損得勘定にシビアな関西のオバさん連中は決してそういうことはない(大阪のオバさんは、振り込め詐欺にも騙されない。関東とは統計的に圧倒的に有意な差がある)。でも全国的には、大阪のオバさんは、いまや少数派になりつつある。だから、悲しいことに、ニッポンはどんどんイナカ化しているのである。

みんなもっと損得勘定にもっと敏感でありたいものだ。さもないと、都市勤労者家庭は、イナカの既得権集団の金持ちに毟られるばかりで、都市勤労者は一生貧しい生活を送ることになることを決定付けられてしまう。



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