抜粋:
- 正月の神保町はゴーストタウン。ニッポン人は休みを取りすぎ(注:これ国際統計ではそうなっている。日本の休日の多さは世界一)。でもこれも大不況下の生産調整を考えるといいことか。
- いまの不景気で、ニッポン人は「カネはないけれどヒマだけはある」という状態に追い込まれた。バブル期の「カネはあるけどヒマがない」というのとちょうど逆の現象。
- ではこの日本人にとっていちばん都合のいい時間の過ごし方は何か。読書だ。読書ほどカネのかからない暇つぶしはないからだ。
- でもいまのニッポンの出版界には良書作りのノウハウがないな〜。
いま読んでいるのはメルヴィルの『白鯨』。岩波文庫で新訳が出ている。とても読みやすいのでおすすめ。やたら聖書の引用が多いので、旧約聖書も一緒に読まねばならないが、これも面白い。
昔のバビロニアでは、王様は「言うことを聞かないとお前を殺して、お前の家は厠(便所)にする」との脅しを連発する。古代イラクでは、トイレは家の外に作られていたのだ。勉強になるな〜。
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