2009年1月9日金曜日

「ニッポンの成人式は、お酒やタバコなどの”おたのしみ”の解禁ばかりが強調されがち。成人させちゃっていいのかしら」(佐光紀子)

今日の日経夕刊で佐光紀子がまた名言を。その通りだと思う。

抜粋:
  1. 月曜日は成人式。諸外国では成人になるということは学校や家庭で学んだことをしっかり身につけ、生活を律していく「儀式」。
  2. ところが残念ながら日本ではお酒が飲めるようになるとか、たばこが吸えるようになるとか、「おたのしみ」が解禁されることばかり強調されすぎ。成人させちゃっていいのかしら、なんて思う。
  3. 米国の子供は、早くから子供に家を出るように言い聞かせるので、子供はプレッシャーを感じているようだ。「18になると家を出なくちゃいけないと思うと、大きくなるのがつらい」と友人の子供(米国の小学生低学年)が言ったのは、正直驚きだった。
  4. それにくらべてわが家の新成人はなんてのんびりしているの。もっと新聞を読んで自立して貰わなくっちゃ。

一見どうでもいいことのようだが、この差は危機の時に出てくる。生存能力の差となって現れるからだ。はやくからいつホームレスになるかも知れないという危機感のなかで育った子供たちと、ホームレスにもなる勇気もなく親元で「引きこもり」になる「地球に優しい」ニッポンの子供たちと、真剣勝負ではどっちが強いのかは明かだろう。昨日紹介したサイバラの本はもっとニッポンのこどもたちに読まれるべきだと思う。

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