2008年12月17日水曜日

「マックワールド」にアップルが参加しない!

あらら、驚いた。このニュース:
NIKKEI NET(日経ネット):主要ニュース-各分野の重要ニュースを掲載: "米アップル、見本市「マックワールド」出展取りやめへ
 米アップルは16日、毎年恒例の同社関連製品の大型見本市「マックワールド・エキスポ」について、2009年1月にサンフランシスコで開かれる次回を最後に出展をやめると発表した。見本市の目玉であるスティーブ・ジョブズ最高経営責任者(CEO)の基調講演も次回は実施しない。"
「アップルが参加しないマックワールド」とは「○○○○のないコーヒー」。世界の経済情勢はここまで悪化したのである。

アップル社に限らず、自動車各社はこぞってレース競技から撤退しはじめている。広告費も軒並み大幅削減。これがやれるかどうかが、生き残れるかを決める。考えてみれば、今まであまりにどうでもいいことにお金を遣ってきた。「儲かっているうちに税金に取られるよりは将来への投資のためにお金を遣う」とかなんかいって、どんどん「扶養家族」を増やしたのだが、今はそういう情勢ではない。これまた「正常化」のプロセスだろう。

企業の場合、利益を税金で取られるよりはましだというまだ合理的な判断があった。しかし個人がどうでもいいことにバブル的な消費をしてきたことは何ら合理的判断はなかった。単に「空気に」踊らされてきただけ。この期に及んでまだ「バブル消費」を続ける個人は、相当考え方を改めない限り、今後の厳しい時代に生き残れないだろう。「○○産の超高級霜降牛肉」や「一個500円のイチゴ」とやらのブランド商品に騙されている場合ではないのである。

こういう時期に消費者が冷静になって「選択的買い控え」をすることこそ、日本政府が決してやろうとしない「既得権産業の淘汰」を実現させる鍵となる。ニッポンの将来のためにも「不当に高い商品」は買うな。

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