2008年12月16日火曜日

タケノコ包装の顔写真の偽造で業者が摘発される

NHKでも「ケシカラン犯罪だ」と報道された:
asahi.com(朝日新聞社):「私たちが作りました」農家の顔写真、実は工場従業員 - 社会: "農林水産省は16日、愛知県一宮市の食品加工会社「たけ乃(の)子屋」(森嘉仁社長)が中国産のタケノコ水煮を国産と偽って販売したとして、JAS法違反で改善を指示した。同社は熊本罐詰(かんづめ)(熊本市)など4社に中国産タケノコ水煮を販売し、国産として買い戻す手法で産地を偽装した。"
でも、重要なのは「顔写真」ではなく「中身」ではないのか。

最近こういうのが多い。ウナギの産地偽装を見破るのに味では分からないのでDNA鑑定を持ち出したり、とてもへんなのだ。重要なのは、そんなことではなく「中身」の品質なのではないか。

日本の消費者がいかにアホなのかを物語るような事件でありとても恥ずかしい。消費者が食品の実質価値を自分で評価できないからへんな「顔写真」に頼ることとなる。顔写真すら付いておれば二倍の値段を払うのだ。これはアホそのもの。これに便乗して悪徳商法がまかり通る。

自分で食う食品の品質ぐらいは自分で判断して欲しい。問題の大元は「国産品であれば安全」という神話を自分らが儲けるために意図的に流している農業水産団体と、そのお金で買収されて彼らのイヌと化したマスコミと、それに騙されているナイーブな消費者にある。

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