2008年12月8日月曜日

麻生太郎:「世界の宗教の7割では、労働は"罰"」

さすが耶蘇教徒の麻生太郎は、聖書に詳しい:
NIKKEI NET(日経ネット):首相「7割の宗教で労働は罰」 日本は「善」と認識: "麻生太郎首相は7日の熊本県天草市での演説で、高齢者雇用問題に触れた中で「世界中、労働は罰だと思っている国の方が多い。旧約聖書では神がアダムに与えた罰は労働。旧約聖書、キリスト教、イスラム教、足したら世界の何割だ。7割くらいの宗教の哲学は労働は罰だ」と述べた。日本については「天照大神が高天原を見たら神々は働いていたと古事記に書いてある。我々は働くのは正しいと思っている」と指摘した。"
確かに神様はアダムに「労働」、イブには「出産」という罰をお与えになった。

病院の分娩室を英語で「レイバールーム」というのは、ここから来ている。「労働」という言葉のラテン語源も、そもそもは「拷問」と同じ。分娩も労働は苦しいことなのだ。出来ればやめたい、これ人類の常識。だからこそ苦しいことを少しでも楽にさせるべく、いろいろ工夫がなされた、これぞ人類の進歩。

麻生太郎はどこまで考えているのかは知らないが、これを勝手に「ニッポン万歳」ドクトリンにこじつけてしまった。古代日本ではそこまで考える人がいなかっただけで、あまり頭がいいとは思えない(安倍ボクちゃんよりは教養がありそうだが、所詮知ったかぶりのお坊ちゃん)。内閣支持率が急降下しているのも、むべなるかなである。

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