2008年10月8日水曜日

BS朝日 BBC地球伝説 野生の王者ジャガー 
その知られざる素顔

今晩のテレビ:
BS朝日 - BBC地球伝説撮影を通じて、二人は地元でジャガーの保護活動にあたる農場主や研究者、逆にジャガー狩りを楽しむ農場主に出会う。ジャガー狩りは非合法となった今でも、農場主は牛殺しの犯人として狩っている。一方研究者たちは、実際にジャガーはそれほど多くの牛を殺していないと反論する。
エコロ科学者の立場に立った番組だが、環境問題とかエコロ問題の本質をよく説明している。エコロ的「主張」をするのは、常に利害関係者なのだ。

わがニッポンでもその通り。エコロ運動とは、いまや農村既得権集団の「メシのタネ」に成り下がっている。潤沢な広告宣伝予算も「お上」から納税者の負担でふんだんに与えられている。アホな都市勤労者はそれにすぐ騙されて自分が損をすることでも喜んで「ボランティア」。何も悪いことをしていない外来種ブラックバスも彼らが組織した「国民的運動」によって、日本からほとんど殺戮・駆除されてしまった。

国民的オブセッションと化した「食料自給率の向上」についてもそうだ。石破大臣がその誤りを是正しようとしていることを農業経済学の権威「一貫先生」が評価しているが:
食料自給率には気をつけろ、食料自給力、供給力政策への転換を 石波大臣 - 今日の一貫: "この秋、農水省と全国農協中央会は、多額の予算措置を講じ、全国の地方紙と共同して「食糧自給率向上キャンペーン」を展開している。
市井の人々が軽く、「食料自給率向上を」というのは良いとしても、これには裏があることを認識しておくべきだろう。
それは消費者啓蒙による農業予算の獲得運動だ。
その予算、キャンペーン予算の流れでもわかるように農業団体に流れている。"

、石破はどこまでで成功することやら。戦後数十年、ノーソン利益至上主義の欲得ずくめ利権誘導政治の歴史を目撃した老人としては、悲観的にならざるを得ない。

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