2008年6月28日土曜日

日経「春秋」:一色ウナギで儲けたやつは?

春秋コラム:
NIKKEI NET(日経ネット):春秋
▼ニセものを売るための「有限会社一色フード」なる会社が架空なら、その所在地も「岡崎市一色町字一色」と存在しない地名だ。シールや産地証明書も偽造し、果ては卸売会社の社長から販売会社の課長に1000万円もの現金が口止め料として渡っていたという。消費者を、世の中を、なめきっていたのではないか。

▼業者は在庫を抱え込んで困っていたらしい。かつて、逆風下でウナギの大産地を育てた人々がいた。そして今、それを詐称して商売の不首尾を繕おうとした面々がいる。何という彼此(ひし)の差か。もっとも、かの一色町では本家の漁協も産地の誤表示を問われている。偽装を大いばりで指弾できぬ様子なのが、悲しい。
コラムの趣旨からちょっと外れるが、誰が、誰の負担で儲けたのだろう?

消費者の「ブランド信仰」こそが問われるべきじゃないか? なんの変哲もない生産物に「ブランド」という味の素さえ振りかければ、三倍で売れる。猫も杓子もルイヴィトンに群がるOLのように「ブランド食材」に群がる。ブランド造りに成功した生産者はボロ儲け。当然、「独り占めはズルイよ、おいらもお相伴に入れてくれ」とする輩が出てくる。

中国産のウナギは最新の科学検査でも国産品との区別は付かないそうだ。同じ品質のものをブランドだからという理由だけで余分にお金を払っている消費者がアホなのである。

こういう風潮こそ諸悪の根源である。

2 件のコメント:

jyooji さんのコメント...

国産天然ウナギと、中国養殖ウナギは稚魚が違います。DNA鑑定で農水省は調べているそうです。国産天然ウナギを食べたことがない方はわからないかもしれませんが、天然ものは脂のキレ味がよく、なんともいえない旨味があります。養殖もので慣れたかたには全く別ものと感じるでしょう。

余丁町散人 さんのコメント...

国産養殖ウナギと台湾養殖ウナギの違いを農水省の研究所が科学的に立証しようとして税金を使っていろいろ研究をしているのですが、その決め手は泥の成分らしいです。台湾のウナギは普通の溜池で育てられるので、泥の成分が微量にウナギにはいるのですが、国産養殖ウナギはコンクリート製の池で育つので泥の成分が入らない。これが違いの決め手とのこと(農水省)。台湾養殖ウナギのほうが国産養殖ウナギより「天然」に近いと言うことですね。ちなみに一色ウナギは養殖ウナギです。ウナギの稚魚ですが、世界中のウナギはフィリッピン沖の深海で生まれるそうです。すべて同じ。