NHK首都圏放送センター [特報首都圏]: "全国各地の大学で、大麻を所持・栽培したとして逮捕される学生が相次いでいる。首都圏でも法政大、慶應義塾大、早稲田大など有名私立大学で大麻が日常的に使用されていた実態が明るみになった。"いずれもド郊外にある大キャンパスでの出来事。あんなところに島流しにされてしまったら、大麻ぐらいしか楽しみがないのも、わかる。
大麻はタバコや飲酒と同じようなもんだというのは間違いらしく、長年続けていると脳細胞が確実にやられるらしい。トータルの社会的損得を考えれば、禁止するのは妥当である。
でも、番組を見て感じたこと。今どきの大学のほとんどが、とんでもないイナカに位置しているのだ。都心にキャンバスを残している大学はごくごく少数派で、ほとんどの大学は都心から何時間も離れた田舎にキャンバスを移している。学生たちは、まるで島流し生活。これじゃ大麻ぐらいしか楽しみがないことも理解できる。
なんで大学をあんな辺鄙なところに移してしまったのだろう。聞くところによると、戦後の自民党政権が自分達の支持基盤であるイナカの地主階級への所得移転のために(あいつらを儲けさせるために)強制的に東京にあった大学の地方移転を推し進めたのだという。
そのおかげで、学生たちはすっかり島流しとなり、大麻で無聊を慰めるしかないのだ。悲しいことである。
7 件のコメント:
イナカの地主階級への所得移転のために強制的に東京にあった大学の地方移転を推し進めた、なんてのはまったくの妄説で、実態はもちろん、「団塊の世代」の人数が多く大学の定員を増やしたときに「新宿余丁町に戸建を構えるような爺さん」達のせいで都心の土地を確保できず、郊外に拡張しただけです。
でも法政の町田キャンパス(町田駅周辺ではなく実質八王子の山の中)はともかく、慶応の日吉キャンパスは都心まで10数分だし、早稲田は高田馬場で大麻やってたのでは?東大の本郷で大麻が摘発されるのも時間の問題でしょう。
そうじゃないよ。江副さんの本を読んでごらん。イナカの地主(農民)にお金をばらまくために田中角栄が大学キャンパスの地方移転を強引にやったと書いてあるよ。都市住民のお金をぶんどってイナカ住民にばらまく、これが戦後自民党の一貫した政策。議論の余地はない明白な歴史的事実。
歴史的背景とかはこの問題の場合どっちでもいいのではないかと。
そもそも都心に『職』が集中しているのは確かなわけだから、それを少しでも郊外にというのは声を上げて反対するほどのことではないでしょう。
問題はそういう名目で地域にお金を落としているにも関わらず、依然として島流しと揶揄される状態から変わらないこと。もう一つは勉強するために金払っていってるという学生自体の自覚が足りないことですかね。
世の中には勉強したくても家庭の事情などで出来ない人も沢山いるなか、環境のせいにして学業が疎かになるとか甘えすぎです。
そんな甘い考えで社会に出られても困りますってば。
学生の大麻問題も、所詮どうでもいい問題とも言えます:
【正論】動物行動学研究家・竹内久美子 大麻はタバコと同様に有害 - MSN産経ニュース: "大麻を巡る、特に若者たちの関心の背景として指摘できるのは、近年欧米でどんどん大麻解禁への動きが加速していることである。"
それより「都市対イナカ」の利害対立構造の議論の方が面白いと思ったので脱線してしまった。田中角栄の地方分散政策のおかげで島流しに遭っているのは学生ばかりじゃなくて若いお医者さんや単身赴任するサラリーマンもそう。かわいそう。
かわいそう・・・
というかそれも元を辿れば人材の地産地消をできない日本の構造に問題があるんですよ。確かに都市部は便利だけど、全部がそこに集まったら国家の危機管理もへったくれもないわけで。
富の再分配ってそれくらい強引にやらないとなかなか進まないんじゃないのかなあということの象徴なんじゃないですかねえ。強引にやっちゃったツケはどうやって払うの?って問題は当然残るんですが・・・
学内で販売って言うのはさすがにやりすぎだけど、自分で種を通販で購入して、
栽培方法も調べて、実際栽培に成功、
収穫まで成功するって、今時の若い
学生にしては、頑張ってるなぁと素直に
思いました。
こういう血気盛んな高学歴の若者が居る限り日本の将来は安泰じゃないですか。
そうですね。室内で植物を育てるのは結構むつかしいので、なかなかやるなと思いました。将来に期待できますね。
都市集中と危機管理。イナカにクマ道路を作るお金を都市のインフラ建設に回したら、とっくの昔に大都市の完全耐震化が実現できてたんですけどね〜。神戸で6000人も死なずに済んだ。
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