2008年11月26日水曜日

中国産の冷凍スズキは、正直絶品!

普段家ではサカナは食わないのだが、先週ニッシンに行った際にシーバス(スズキ)の冷凍フィレを見つけてつい買ってしまい、今日食ったのだが、まさに絶品。「スズキこそがサカナの王者」だという格言を再確認。

おいらが釣るバスより遙かにでかいスズキに切り身(片身のフィレ230グラム)が500円程度で売られている(中国産養殖バスと書いてあった)。それを解凍せずに(これがキモ中のキモ)、普通のクッキング電子レンジのオーブン機能を利用して調理する。180度に予熱した後、冷凍のスズキの切り身を入れて、25分。それで出来上がり。魚臭さは一切無し、ゼロ。冷凍のスズキに塩胡椒、それにフェネルを少々振りかけて焼くだけ。食べる段階でレモンを少し。それ以外なんにも要らない。本当においしい。

サカナの臭さは大嫌いなので、調理した後のオーブンの臭いを嗅ぐ。完全に無臭。ニッポンの台所の一番の難点であるサカナの脂の汚れもない。食べた後に残るのはスズキの皮だけで、これはネコにやる、ネコ大満足。

ニッポンの農水族は、日本の主婦がサカナのおろし方と調理方法を知らないのは自分らの営業政策上大問題だとして「食育」とやらで日本の女どもを再教育しようと必死だが、手間のかからない魚の調理方法を啓蒙することが先ではないのか。

ともあれサカナは冷凍物を予熱した普通の家庭オーブンに入れて焼くこと。それだけでとてもおいしく戴ける。バカ高い鮮魚を売ることで食っている既得権集団にはごめんだけれど、サカナは冷凍物に限るのである。台所のサカナ焼きグリルはどうするのだって? あれはパンを焼くのに使えばとても重宝する。電気トースターなぞ要らないのだ。

世界デフレ長期化の時代。国内生産者が作り上げる「高くても伝統の手間暇かかる食材こそがいいのだ」という神話バブルに踊らされる生活パターンを見直すのにはいいチャンスだ。そうしないとあいつらにケツの毛まで毟られることになる。

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