小さな村の物語イタリア 第27話サルデーニャ州マモイアダ村語り・三上博史 - Yahoo!テレビ.Gガイド [テレビ番組表]: "小さな村の物語イタリア 第27話サルデーニャ州マモイアダ村語り・三上博史番組が礼讃するあんなライフスタイルは、誰のためにもならない。イタリアがヨーロッパの落ちこぼれといわれるまでに落ちぶれた所以だ。でもニッポンではそれが大人気みたいで、テレビではイタリア礼讃番組が目白押し。ニッポンも「アジアの落ちこぼれ」と言われるまでに落ちぶれる前兆か?
厳しい島の歴史が村人の結束を強めた。豊作を願う黒い仮面のカーニバル。生まれた時から羊と一緒…父の仕事を継いだ若き羊飼い。夫への愛情を忘れない…黒い服を着る理由。"
イタリア・サルディーニャの先祖代々の羊飼いの生活は「儲からない」として息子が求めた生活が、カーニバルに使う「仮面作り」。観光客用にすごく高い値段で売れるという。息子は得意満面。でもおかしいのじゃないか?
本当は、羊の乳搾り作業の生産性をもっと高める工夫が求められたのではないのか? 親がやっていたのはあまりにも原始的な乳搾り様式だった。
息子が作る「素人芸の仮面」が高い値段で売れるのは、ヨーロッパ経済がバブルだからに過ぎない。バブルが収まれば、誰もあんな「学芸会出品作品」みたいな仮面には見向きもしなくなる。息子は本業を忘れて自分が勝手に「芸術」とするものに逃避しているのである。みんなそういう風だから、イタリアはダメになった。
我がニッポンでも、同じような馬鹿げた行為が目立つ。農村の「民芸品」とやらにどれも信じられないぐらいバカダカイ値段が付けられる。あんなものを外国のおみやげに持って行けば、大恥をかく(おいらも経験済み)。ニッポンの農民はもっと本業での生産性向上に努力するべきだ。本業で勝負する。それこそ上杉鷹山の精神だ。まっとうな人間は、「虚」にすぎない「ブランド」とやらで人を騙して儲けようとしてはいけないのである。それこそ農業の「虚業化」である。
広告寡占大資本を動員して、競合相手の中傷宣伝をしたり、また実質は何もない「ブランド」とやらで実質価格の十倍以上の値段を消費者からぼったくろうとする農水省に支援されたニッポンのノーソンの基本戦略は、世界が大不況に向かっている現在、消費者からそっぽをむかされることにならざるを得ない。
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