2008年7月13日日曜日

「はてブの非表示ユーザーを共有しようぜ」に見るムラ社会文化

こいつは朝から驚きのニュース。「はてなブックマーク」というサービスがあるのだが(ソーシャルブックマークというらしい、自分のブックマークを公開してコメントを付けあったして遊ぶシステムと理解しているが)その中で「このユーザーのブックマークを非表示するやり方がある、みんな一緒にやろう」という呼びかけが出ていた。これ:
はてブの非表示ユーザーを共有しようぜ
ニッポンのムラ社会文化を見るようで、胸が悪くなった。

人間は自分と違う価値観は絶対に受け入れないようにしようという強い本能を持った動物である。これは仕方がない。すべての人間は偏見の捕らわれものなのであるから。偏見はないほうが望ましいが、そうかと言って強制するわけにも行かない。

だから自分が読みたくないコメントは自分で読まないようにするか(または自分が読めないように設定するか)すればいいだけのこと。賢いやり方だとは思わないが、一応その気持ちも理解できないことはない。

問題は、それをみんなでやろうと呼びかけることだ。これは「村八分の呼びかけ」に他ならない。キモチワルイ。

これに限らず最近のニッポン社会ではこういうことが多い。東北のさる地域紙が農業を取り巻く問題についての特集を組んだら農家の間でその地方紙の不買運動が広がっているという。理由は「農家の尊厳を損ねた」と言うことらしいが、いやなものはみんなでよってたかって潰そうとする風土がいやらしい。これ:
ブロック紙、購買拒否が続いていると言うが本当か?原因は農家の尊厳を損ねたこと

「空気を読む」という風潮も、これと同じ感じで、とてもキモチワルイ。

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